農業用結合剤結合剤「リグノスーパーD」        
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リグノスーパーD
の用途

■金属・無機結合剤
■農業用結合剤
■土壌結合剤
 リグノスーパーDは、植物成分リグニンを主成分とした農業用結合剤です。
 リグニンは粘着力が強く肥料の造粒剤として最適です。また、吸水性が高く、土壌の保水剤飛散防止剤としても最適です。中国内陸部砂漠地帯で緑化、飛砂防止に貢献しています。
 リグノスーパーは、植物成分リグニンが主成分で、有害な化学薬品を一切使用していません。使用後は、ゆっくりと生分解してやがて土と一体化します。また、従来の石油化学系結合剤に比べて非常に安価です。
リグニンとは植物の主成分の一つで、落ち葉や枯れ木などが地面に落ちて腐ってからも最後まで土中に残る物質です。自然界では長年、土壌の養分として役立ってきました。 リグノスーパーDは、土壌本来の姿に合致した、地球環境に優しい農業用結合剤です。
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用途
■肥料の造粒剤
 リグノスーパーDは、結合力が強く肥料の造粒剤として最適です。
 肥料に対し1〜5重量%のリグノスーパーDと適量の水を加え造粒機で粒状化します。  リグノスーパーDの主成分のリグニンスルホン酸は、植物が肥料を吸収するのを助ける働きがあり、特にリン酸が不溶化して肥料としてきかなくなるのを抑制する働きがあります。
 リグノスーパーDは、日本農林規格に定める有機農産物の肥料の造粒剤としても使用が認められています。

リグノスーパーDを使用した粒状肥料





■地面の保水剤
 従来の合成樹脂系結合剤は、樹脂そのものが揆水性(水をはじく性質)があるため、保水剤を別途添加するなどの処理がなされてきました。
 リグノスーパーDは、潮解性があり、本来的に水を保持する性質があり、地面の乾燥や、水が地下に浸透して逃げるのを防ぎます。

■飛砂防止剤
 リグノスーパーDは、地面の乾燥を抑え、土や砂が風に飛ばされるのを防ぎます。

砂漠緑化に役立つリグニン
 リグニンは、保水剤・飛砂防止剤として、砂漠緑化に役立っています。
 中国内陸部では、年々砂漠化が進行し深刻な問題となっていますが、その中で、リグニンの優れた保水性が砂漠化の緑化に貢献しています。
 リグニンを砂漠の表面に撒くと、雨水を良く保水し水分の乾燥と地下への浸透を食い止めます。また、リグニンは砂の粒子とよく結合し強固な土壌を形成し砂の飛散を防止します。
 このようなリグニンの効果は、中国内陸部の砂漠で実証され、実用化されています。
 
中国内陸部砂漠の緑化
リグニンと種の散布作業 一年後、植物(砂米)が生育している