砂漠緑化に貢献するリグニン
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 製紙工場で排出される植物成分リグニンの量は中国だけで1000万トンあるといわれ、それを有効利用することは、石油の使用量を減らし、地球温暖化防止に役立ちます。
 実は、リグニンは石油の代替資源としてだけでなく、地球の緑化にも貢献します。
 当社は、南京林業大学と共同でリグニン有効利用の研究を進めてきました。当社は接着剤としての用途研究を行ってきましたが、南京林業大学はリグニンを保水剤として砂漠の緑化事業に取り組んでいます。
 リグニンを使用した砂漠緑化の取り組みは、大きな成果をあげております。


日本でも、緑化に役立っています!
■土壌結合剤

■リグノスーパーD


 中国内陸部は、年々砂漠化が進行し深刻な問題となっています。日本に飛来する黄砂の量も、年々増えています。
 その中で、リグニンが砂漠の進行を食い止めるために力を発揮しています。
 リグニンは、潮解性が強く本来的に水を保持する性質があります。砂漠の表面に散布すると、雨水を良く保持し、水分の乾燥と地下への浸透を食い止めます。リグニンはまた、砂の粒子を良く結合させ強固な土壌を形成するので、砂の飛散を防止します。
 
中国内陸部砂漠の緑化
リグニンと種の散布作業 一年後、植物(砂米)が生育している
■課題・・・・
 リグニンの砂漠緑化の有効性は実証され、確実に成果は出ていますが、砂漠化はそれ以上のスピードで進んでいます。
 砂漠化を食い止められない原因に、資金不足が挙げられます。砂漠地域は非常に貧しく、自ら緑化事業に投入する資金はありません。外部からの援助が望まれますが、投資して直接利益を生むものではないので消極的なのが現状です。
 


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